本ソフトウェアは、プレート境界型地震に伴う巨大津波から発生するインフラサウンドを検出する仕組みを導入しています。以下は、地震→津波→インフラサウンドの発生原理です。地震で海面が上下動し津波が発生しますが、海面の上下動は数十~数百Kmスケールの巨大スピーカ-と等価であり、超低周波音、つまりインフラサウンドが発生します。そして津波を伴う地震はトラフ(海溝)付近で発生するので、観測点(お住まいの地域)と、トラフの距離が分かれば、インフラサウンドの到達時刻が予測できます。具体的には“震源までの距離÷音速(約340m/sec)”が地震発生からインフラサウンド到達での時差になります。

本製品のソフトウェア”InfConfr05.exe”には、この原理を応用した津波検出システムが組み込まれています。(特許第5660586号)以下はその様子で、系列1青線がインフラサウンドの実波形、系列2オレンジ線が予測波形最大、系列3灰色線が予測波形最小になります。この予測三角形(灰色-オレンジ線の三角形)から外れた青線は、津波によって引き起こされたインフラサウンド波の可能性があります。

もっとも局所的ノイズ等でインフラサウンドが発生している可能性もあるので、上の三角形との差分の平均を求めていきます。それが下で、系列1青が差分、系列2オレンジが差分の平均です。そして、インフラサウンド差分の閾値を超えの面積が一定値を超えている場合に津波のアラート状態になります。

また上図オレンジ線の、差分平均が、津波のパワーを示す“津波マグニチュード”相当になります。
もし本製品をある程度の距離を離して配置したセンサー群のデータを開口合成して、特性方向に指向性を持たせると以下のように、特定エリアを注視する事ができます。
(1)リング状の評価域は津波検出アルゴリズムの時間相当の距離。
(2)開口合成の指向性を組み合わせて、赤枠の領域のみを注視できます。
開口合成の指向性は任意に幾つでも指定できるので、注視点を複数にすることもできるのです。
ADXⅢ-INF01LEで開口合成した場合の波形は以下の通りです。複雑で相関性の無い波形から、ある程度の規則性を抽出する事ができます。


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